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花札のタトゥーに意味はある?猪鹿蝶や女性向けのデザインも紹介

タトゥーにおいては、その絵柄の美しさや賭け事や博徒のイメージから験担ぎとして高い人気を誇っています。

今回はそんな花札のタトゥーの意味やデザイン例をご紹介します!

花札のタトゥーの意味

花札には松や牡丹、桜など様々な美しい絵柄が描かれていますが、実は各札には1月から12月までの各月が割り当てられています。そして、絵柄には各月を代表する動植物が描かれています。

ここではそのうち代表的なものをいくつか取り上げて、ご紹介します!

1月:松に鶴

1月の高得点札には「松に鶴」が描かれています。

松は1年中青々と葉を茂らす様から、「永遠の命」を意味する縁起物と言われています。

また、共に描かれている鶴は羽根が白い事を人間の長寿者とかけて「不老長寿」を表しているとされています。

つまりこの札は、長寿を願う意味があります。

6月:牡丹に蝶

6月の高得点札には「牡丹に蝶」が描かれています。

牡丹はその美しさだけでなく、牡丹の「丹」という字が不老不死の薬を指すことから不老不死や長寿の意味があります。

また、蝶はさなぎを経て美しい蝶に生まれ変わることから、復活や不死の象徴とされています。

それだけでなく、古くから「牡丹と蝶」は縁起が良く見た目も華やかな取り合わせとして好まれていました。

7月:萩に猪

7月の高得点札には「萩に猪」が描かれています。

萩は古くから日本では、魔除けの力があるとされています。

そして、猪は仏教において戦の神様の使いという一面があります。

そのためこの札には戦勝祈願や平和を願うといった意味があります。

10月:紅葉に鹿

10月の高得点札には「紅葉に鹿」が描かれています。

「紅葉に鹿」という慣用句があるように、美しい風景や取り合わせの良いものを表しています。

それ以外にも、鹿の角も紅葉も毎年一定の周期で変化するため、変化や四季という意味も考えられます。

また実は、「シカトする」という言葉はこの絵柄から来ていると言われています。

花札のタトゥーデザイン例

ここからは花札をモチーフにしたタトゥーデザイン例をご紹介します!

様々な柄が花札にはあるので、ご自身の好きな絵柄のデザイン例を探してみてください。

腕に花札のタトゥー

2月の札である「梅に鶯」と11月の「柳に燕」を腕に彫ったデザイン例です。

「梅に鶯」は「紅葉に鹿」と同様に、綺麗に調和するもの、仲の良いものを表しています。

短冊型の花札のタトゥー

短冊型の枠に桜や菊、ススキに月などの花札の絵柄が描かれてたタトゥーデザインです。

花札にはない花を織り交ぜてみても綺麗で良いかもしれません。

月と菊の花札タトゥー

このデザインでは、ススキに月と菊に盃が描かれています。

月見で一杯という花札の役を構成する2枚で、お月見の季節にもぴったりの組み合わせです。

花札の和彫り

太鼓から5部袖にかけてぼかしと共に様々な花札が描かれたタトゥーのデザインです。

和彫りの構図に花札のモチーフを組み合わせることで、博徒のような印象を与えます。

猪鹿蝶のタトゥー

こちらは猪鹿蝶のタトゥーデザイン例です。

猪・鹿・蝶の3枚が組み合わさったこの絵柄は、花札でもトップレベルの知名度を有しており、縁起が良いものの代表として知られています。

イラスト風の花札タトゥー

紅葉に鹿をイラスト風に描いたタトゥーのデザイン例です。

同じ花札をモチーフにしたタトゥーデザインでも、描き方を変えるだけで印象がガラッと変わりますね。

アレンジされた花札のタトゥー

月や菊といった花札のモチーフをタトゥーに用いながら、各札にアレンジを加えています。

花札のデザインをベースにするだけで、和風な印象になります。