タトゥー(刺青)の値段・料金の相場とは!一般的な料金システムを解説
2024/02/06
ここ数年、日本におけるタトゥーの人気は爆発的に高まっています。そのため、タトゥーアーティストも増え、様々なスタイルや価格帯があります。アーティストやタトゥースタジオ、デザインや大きさによってその値段は大きく異なるため平均的な値段を出すことは難しいですが、参考になれば幸いです。
タトゥーの料金は基本的にそのタトゥーを入れるのに必要な時間によって決まります。
例えば、1時間あたり15000円の人に3時間×2回が必要なタトゥーを依頼する場合、料金は90000円となります。
タトゥーアーティストの中には、シンプルな作品などは、あらかじめデザインと料金を決めている人もいます。また、ほとんどのタトゥースタジオやアーティストは時間とは別に最低料金を定めています。多くの場合、5000円~15000円くらいです。
以下は目安ではありますが、熟練度別の時間単価の表です。
経験年数 | 時間単価 |
1-3年 | 7000円~1万5000円 |
5-10年 | 1万5000円~2万5000円 |
有名なアーティスト | 3万円~5万円 |
ほとんどのスタジオでは予約金というものが発生します。これはいわばデポジットのようなもので、相談→予約の際に料金の一部を先払いします。即日入れる場合は予約金が必要ない場合もありますが、基本的には必要な料金です。
予約金は当日の施術代から引かれます。
例えばタトゥーの料金が7万円で予約金1万円の場合、施術当日は残りの6万円を支払います。
キャンセルした場合は返金されないので注意しましょう。
タトゥーの値段に影響する要素は以下のようなものがあります。
タトゥーの価格は主にサイズで決まります。細かく大きなタトゥーは、時間がかかりますし、大変です。そのため値段も高くなります。
またデザインによって値段が変わることもあります。ポートレートタトゥー(リアルな人物のタトゥー)といった細かい書き込みや精度が求められるタトゥーは、難易度が高く、彫るのに時間もかかるため、値段が高くなる傾向があります。逆にロゴやレタリングといったシンプルなデザインは比較的安価に施術してもらえるかもしれません。
デザインと被るかもしれませんが、色によっても多少前後する場合があります。モノクロのタトゥーよりも色鮮やかなグラデーションがある方が時間がかかります。
タトゥーを入れる部位によっても値段が変わることがあります。例えば、手のひらや脇腹、後頭部といった一般に痛みが強い場所は、その他の場所に比べて時間がかかってしまいます。例えば、あまり痛くない部位であれば4時間で終わる施術も、痛い場所であれば負担がかかるため、2日に分けて3時間×2日で分けることもありますでしょう。
そのため、サイズ以外にも部位で追加料金を設定しているアーティストもいます。
タトゥー料金は大きなスタジオでない限り、基本的にはタトゥーアーティスト個人が料金設定をしています。そのため、予約が常にある人気のアーティストや高いスキルを持っているアーティストは時間当たりの料金も高くなります。
逆に、あまり人気のないアーティストや、駆け出しのアーティストは値段が安くなることもあります。
その他、特別な事情がある場合は、追加料金がかかることがあります。例えばカバーアップのような場合はデザインが通常よりも難しいため、相場よりも大きさに対する値段は高くなることが多いでしょう。
先ほども紹介した通りタトゥーの値段は施術時間を基準に決まりますが、目安として幾つかの例を挙げておきます。
500円玉に収まるサイズのタトゥーのことをワンポイントタトゥーと言います。5000円~15000円ほどのお店が多いでしょう。本当に小さなデザインであれば、3500円とかでやってもらえるお店もあります。
足首は人気の部位の一つです。おおよそ1万円~4万円ほどで入れることができます。
一言に肩と言っても、大きさやデザインによって前後します。画像のようなデザインであれば、3万円~8万円ほどでしょう。
腕一本を一面タトゥーで埋め尽くす場合、20万~50万円ほどかかります。
トライバルタトゥーは細かいデザインになることが多いため、同じ大きさでも他のタトゥーよりも高くなる傾向があります。画像のように細かいデザインで、両足ひざ下一周彫る場合50万~100万円ほどとなります。
安く満足できるタトゥーを入れるためにいくつかコツを挙げておきます。
どうしてもこのタトゥーアーティストに入れてほしいという場合でない限り、これまでの作品や得意なデザイン、価格体系を調べましょう。実際に店舗に赴く前に電話やラインなどで問い合わせてみても良いかもしれません。入れたいデザインの相場を知ることができます。
安さに釣られて、好きではないアーティストに依頼したり、デザインに妥協したりしないようにしましょう。多くの場合きっと後悔します。タトゥーは一生ものです。満足のいくデザインを好きなアーティストに彫ってもらうようにしましょう。現状の予算では厳しい場合は、妥協をして入れるのではなく、貯金をすることをおすすめします。
タトゥースタジオによっては、キャンペーンを行なっていることもあります。また、弟子をとっている場合、師匠より値段が低くなっていることがほとんどです。レタリング等の簡単なデザインであれば、師匠と弟子で素人目には違いがわからないことも多々ありますので、相談してみると良いかもしれません
タトゥーアーティストとの値段交渉は、丁寧に行うようにしましょう。彼らはアーティストです。自分の作品に誇りを持っています。無理な交渉は仮に値段を下げてもらえたとしても作品のクオリティも下がるかもしれません。もしどうしても予算に合わないのであれば、時間単価を下げてもらうのではなく、デザインを予算に合うように変えてもらいましょう。
また、友達と同時に予約したり、次の予約も同時に入れるといった値段交渉も比較的印象は良いでしょう。
ここまで説明しましたが、タトゥーの値段は入れたいデザインや大きさ、アーティストによって大きく異なります。そのためまずはタトゥーアーティストに自分の入れたいデザインがどのくらいの予算があれば実現するか聞いてみましょう。きっと快く答えてくれるはずです。どのように聞いたら良いかわからない方は以下の質問例を参考にしてみてください。
タトゥーは一生ものです。きちんと調べ、満足したものを入れられるようにしましょう。