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タトゥーのアフターケア方法を解説!かさぶたが剥がれたら?

タトゥーを入れる時は大半の人が色んな思いをもとにデザインを考え、長時間の痛みに耐えながら彫ったと思います。

そんな自分にとって大切なタトゥーは、綺麗に完成させたいですよね。

しかし、特に初めて彫った時は緊張もしてるので「アフターケアについて詳しく聞けなかった」や「完成していく過程が変じゃないかな」など不安は尽きないと思います。

そんな方のために、今回はアフターケアの方法と、ケアする上での注意点をご紹介します!

アフターケアの方法【当日から完成まで】

タトゥーが入っている女性

入れたてのタトゥーはいわば傷口です。アフターケアをさぼったり、適当にしていると化膿したり色飛びしてしまいます。なので、大前提として必ず丁寧にアフターケアをしましょう

以下では、具体的な方法を施術当日から順に説明していきます!

施術直後

タトゥーを入れた当日は、施術部位がヒリヒリと痛むと思います。

タトゥーアーティストがラップやフィルムで保護してくれている場合は、3時間ほど経ってから優しく剥がしましょう。

ショップによっては、ガーゼを当ててくれている場合もあります。この場合も施術後3時間ほどで剥がしましょう。ただし、体液やインクがガーゼにくっついてしまう時があります。

この場合は、強引に剥がそうとはせずにぬるま湯などに濡らして優しく取りましょう。

お風呂場

施術当日の夜

血流が良くなってしまうとタトゥーから出血することがあるので、湯船には浸からずシャワーだけにとどめてください。施術箇所を洗うときはボディソープや石鹸を泡立てて、泡で撫でるように優しく流すだけにしましょう。

この時に、タトゥーのインクが一緒に流れることがありますが、色が抜けているわけではなく余分なインクが固まって流れているだけなので、安心してください!

シャワーでタトゥーを綺麗に洗い終えたら、清潔なタオルでこすらず押し当てるような形で水気を取りましょう。そして、ワセリンや軟膏を使って保湿してください。

この時は、ガーゼやラップを再度する必要はありません。菌が繁殖し化膿することもあるので、保湿をして通気性をよくしておけば大丈夫です。

また、寝るときは体液と余分なインクが滲み出して服に付着することがあるので、汚れても良い服でベッドに入りましょう。この時に出るインクも、色が落ちているわけではないのでご安心ください!

2日目、3日目

朝起きたら体液が服に付き、くっついてしまっていることがあります。この時は、無理に剥がさずにぬるま湯で濡らして優しく取りましょう。そして、水気をとった後にワセリン等で保湿してください。

あとは初日と同じように、湯船に入ることは避け、泡立てた石鹸やボディソープでタトゥーを優しく洗いましょう。その後、ワセリンや軟膏などで保湿してください。

3日目の夜くらいで、早い方だとかさぶたになり始めます

4日目、5日目

タトゥーとクリーム

4日目になると、安定してきて体液で汚れることは無くなる頃です。ただし、その分痒みが強くなります。

掻きむしりたくなりますが、色飛びの原因となってしまうので、掻くことは絶対にやめましょう

これまで同様にワセリンなどで保湿すると、痒みがマシになります。

また、保湿していても耐えられないくらい痒くなった時は

  • 氷で冷やす
  • ボラギノール軟膏など痒みどめ成分の入った軟膏を塗る
  • アレグラなどの抗ヒスタミン剤を飲む

などすると、痒みが和らぎます。

この辺りから、タトゥーの傷が安定し始めるので湯船に浸かることも可能です。しかし、入浴後はしっかり保湿をしましょう。

6日目以降

1週間前後経つと徐々にかさぶたが取れてきます。かさぶたが全部取れたらボディタオルで施術箇所を洗っても大丈夫です。また、保湿も絶対ではありません。

ただし、治りたての皮膚はまだ薄く敏感になっているので、施術当日から数えて2週間ほどは強い刺激を避けましょう

また、日焼けをしてしまうと色が薄くなってしまうので、露出する場所にタトゥーを入れた方は日焼け止めを忘れずに塗ってください

それでも、長い目で見ると色褪せていってしまうものなので、色が薄くなったなと感じたらタトゥーショップで突き直し(色の入れ直し)をしてもらいましょう!

かさぶたが剥がれた場合

かさぶたは1~2週間して剥がれる分には問題ありません。また、かさぶたが落ちて完成したら色が薄くなっていると感じることがありますが、タトゥーの上に皮膚ができるので全体的に少し薄くなることは普通です。

しかし、施術して4・5日の出来立てのかさぶたが何かしらの理由で剥がれてしまった場合は要注意です。かさぶたが全部取れて完成した時にタトゥーを確認してください。

この時に一部だけ色が飛んでしまっていたら施術してもらったタトゥーショップに連絡しましょう。

どれだけ丁寧にケアしていても寝てる時に掻いてしまったり、服と擦れてしまったりするので仕方ないことです。

またほとんどのタトゥーショップでは、突き直しを無料でやってもらえます。一生付き合うものなので、タトゥーアーティストの方に申し訳ないと思わず、自分が納得のいくタトゥーを完成させることを第一に考えて行動してください!

やってはいけないこと

アフターケアの方法でも少しご紹介しましたが、施術後にやってはいけないことがいくつかあります。

  • 施術当日はアルコールを飲まない
  • 痒くても掻かない
  • 直射日光を避け、日焼け止めを塗る
  • 激しい運動は控える
  • 水泳や温泉、銭湯など公共のに行かない
  • 湯船に浸かりすぎない

上記のことをタトゥーを入れてから2週間は守りましょう

なぜアフターケアが必要か

毎日ワセリンを塗ったり、かさぶたが剥がれないように気をつけたり、アフターケアは正直めんどくさいですよね。しかし、アフターケアはタトゥーを綺麗に完成させるのに必要なことです。

例えば、かさぶたを剥がしたりすると、色飛びの原因になってしまいます。そして、ワセリンなどで保湿をすることは、かゆみを抑えるだけでなく湿潤療法と言って、早く綺麗に治すためにも必要です。

せっかく痛い思いをして安くないお金を払って入れたタトゥーだと思うので、綺麗に完成させましょう!

まとめ

タトゥーは彫ったら完成ではありません。痒みにも耐え、丁寧にアフターケアをして初めて完成します。

初めてのタトゥーは特に、大きな決意と覚悟を持って入れたと思います。一生付き合う大事なタトゥーなので丁寧にケアをして完成させましょう!