タトゥーは痛い?痛い場所や刺青で痛くない方法を紹介
2024/02/06
タトゥーを入れたいけど、タトゥーの痛さが心配でなかなか一歩が踏み出せない。なんて方は多いのではないでしょうか。
また、なんでわざわざ痛いことをするのか、と不思議に思う人も少なくはないでしょう。
しかし、No pain, no gain(痛みなくして得るものなし)という有名なことわざがあるように、タトゥーを入れる時に避けては通れないのが痛みです。
今回はそんなタトゥーの痛みから痛い場所・痛くない場所、そして痛みを少しでも和らげる方法をご紹介します!
冒頭で述べてしまいましたが、タトゥーは入れる箇所や人によって差はありつつも痛いです。
一般的に、タトゥーはタトゥーマシンという機械を使用して彫り進めていきます。そしてタトゥーマシンは、簡単にいうとインクが付いた針を高速で身体に突き刺して色を入れていきます。
つまり、針が身体に刺さっていくので、タトゥーを入れるときに痛むということです。
タトゥーの痛さを表すのによく使われる表現として
などがあります。しかし、猫に引っかかれるような痛みとヤスリで削られている感じでは、感覚も痛みの強さもかなり違うように感じませんか?SNSなどでも様々な方が多種多様な表現をされています。
この表現の違いには、個人差とタトゥーを入れる工程の違いの2つの理由が挙げられます。
個人差というのは、例えば初めてタトゥーを入れる人と何度も入れたことのある人では慣れもあって感じ方が違う、ということです。また、男女の違いやその日の体調などでも痛みの感じ易さは変わります。そうした人それぞれのコンディションによって痛みの感じ方は変わってきます。
タトゥーを入れる工程に関しては、以下で大きく2つに分けてご説明します。
タトゥーを彫る時には、下書きとして下絵の輪郭などの線を彫ります。その輪郭を彫る工程のことを筋彫りと呼びます。
筋を彫る時は、多くの場合1~5本の針を束ねて施術されます。少数の針が一箇所に集中しているため、感覚としてはシャーペンやカッターで皮膚を削られているような痛みがあります。タトゥーマシンの力が一箇所に集中するので、筋彫りが一番痛いという人がいます。
筋(輪郭)を彫ったら、中を塗りつぶしていきます。その塗りつぶす技法としてぼかしやつぶしというものがあります。
ぼかしとは筋彫りされた中を、墨の濃淡でグラデーションをかけることで立体感を出す技法となっています。そして、つぶしも筋彫りされた中を埋めることですが、ぼかしとは異なり濃淡を付けずに塗りつぶす技法となっています。
そして、ぼかしやつぶしでは、筋彫りよりも多くの針を使います。そのためこれまでの話の流れから、筋彫りよりも楽に聞こえますが、筋彫りとは別の痛みがあります。
筋彫りでは、下絵の線をなぞるように次々と違うところに線を彫っていきます。しかし、ぼかしやつぶしでは、何度も同じところを彫ることがあります。つまり、一度針が通った傷ついた肌に再度針が刺されることがあるということです。感覚としては、ヤスリで擦られるような痛みがあり、こちらの方が痛いと感じる人もいます。
タトゥーを実際に入れたいと思っているけれど、この場所に彫るのは痛いかな、と不安になることがあると思います。
そんな方のために、以下では一般的に痛いと言われる場所と比較的痛くないと言われる場所をいくつかご紹介します。また、上記の画像はタトゥーの場所別の痛みの強さが色分けされています。双方を参考にしながら、皆さんが入れたいと思っているところの痛さの目安にしてください!
脇の下は皮膚が薄いため痛みを感じやすいと言われています。また、神経も多く通っているので他の場所より強く痛みが出てしまいます。
そして頭部も神経が多く通っており、痛みを感じやすいと言われています。加えて、脂肪がほぼないので骨にタトゥーマシンの振動が伝わり怖さを感じやすい箇所にもなっています。
足や足首も脂肪がほとんどなく、皮膚と骨が非常に近いため痛みを感じやすい場所と言われています。
痛いと言われている場所をいくつか紹介しましたが、痛いことを理由に場所を変え妥協することは後悔の原因ともなるため注意が必要です。タトゥーは一生物なので、後悔しない選択をしてください!
全く痛くない場所はありませんが、痛みを感じにくい場所は存在します。
腕は筋肉と脂肪がつきやすい上に、神経が集中していない箇所になっています。なので、強く痛みは出ず初めていれる部分として最適と言えます。ただし、肘や肘の内側は骨が近かったり、神経が多く敏感な部分なので初めての方は特に避けた方が良いでしょう。
ふくらはぎも脂肪や筋肉が豊富にあって、神経も集中していないので比較的痛くない場所と言われています。しかし、腕と同様に膝裏は神経も多くとても痛みが出やすいので注意が必要です。
また、背中も背骨や肋骨の骨を避ける限り、あまり痛みが出ない場所と言われています。
冒頭でもお伝えした通り、タトゥーを無痛で入れることはできません。そして、タトゥーの施術は、ワンコイン程度の大きさであれば1時間前後で終わりますが、大きさや図柄の複雑さに比例して長時間に及ぶこともあります。そのため、数時間は図柄が完成するまでひたすら痛みに耐えるしかありません。
しかし、長時間に渡るタトゥーの痛さを軽くする方法はあります。
そこでここからは、タトゥーの痛みを軽減させる方法をご紹介します。
タトゥーの痛みを和らげるためには、当日の施術中だけでなく施術前からの対策も大切になります。
まずは前日・当日は飲酒を避けて、よく寝ましょう。そして、施術前にご飯を食べて空腹だけは避けましょう。
簡単に言えば、体調を整えて彫りに行こうということです。実際にタトゥーを掘ってみると分かりますが、施術中は痛みに耐えるのにかなり体力を使います。
これは痛みから身体が鎮痛作用のあるアドレナリンを作るために体力を必要とするからです。なので、空腹や睡眠不足で施術に臨むと思ったより痛い!なんてこともあります。
また、痛みを警戒するがあまり麻酔クリームや痛み止めなどを使いたいと思う方もいらっしゃると思います。しかし、勝手に使うことは絶対にやめましょう。
麻酔クリームや痛み止めの副作用で、施術に影響が出る場合があります。少なくとも施術前に担当の彫り師の方に相談することをおすすめします。
施術中には、まずリラックスすることを心がけましょう。痛みを怖がるあまり息を止めたり、緊張して身体がこわばってしまうと痛みを感じやすくなったり、軽い酸欠になって身体に負担をかけてしまいます。
リラックスするためには、彫り師の方と喋ったり、音楽を聴いたり、動画を見たりして気を紛らわせるのがおすすめです。
その他にも、前述した通り痛みに耐えるのには体力を使います。なので、飴を舐めるなどして糖分を取ることも痛み対策とされています。
また、長時間彫っていると疲れが溜まって、痛みを強く感じることがあります。痛みが我慢ができない場合は、恥ずかしがらずに担当の彫り師に伝え休憩をとりましょう。
初めてタトゥーを入れようとしている人にとっては、特に痛みは怖いことだと思います。そして、実際大なり小なり痛いものです。
しかし、我慢ができないほどの痛みだったら世界中でこんなにも全身に複数のタトゥーを入れている人がいるはずがありません。つまり、ほとんどの人が我慢できる程度の痛みであり、その痛みに勝る魅力がタトゥーにはあるということです。
この場所痛いって聞くから、などの理由から場所を変えることで後悔の原因にもなってしまいます。なので妥協せず、入れたいところに入れたい柄を入れましょう!