花のタトゥーデザイン31選!花言葉とその意味
2024/02/06
日本でもファッションとしても気軽に楽しまれるようになってきたタトゥーですが、様々なスタイルやモチーフが存在します。
その中でも今回は、お花のタトゥーの参考デザインとその意味や花言葉を31種類ご紹介します。
種類が非常に多くなってしまったため、下記の目次から興味のあるところへ飛んで見てみて下さい。
厳密には本数や色で変わってきますが、薔薇全体の花言葉は「美」「愛情」です。
高貴な姿と豊かな色彩、溢れる気品に洗練された香りで人々に愛され、花の女王と呼ばれるバラは男女問わず人気のデザインとなっています。
コスモスの花言葉は、「調和」「謙虚」「乙女の純真」です。
ギリシャ語で美しいという意味の「kosmos」が由来とされています。
チューリップ全体の花言葉は、「愛の告白」「美しい瞳」です。
これらの花言葉はオランダに伝わる伝説に由来していると言われています。
ある三人の騎士がそれぞれの家宝の王冠、剣、黄金を持って一人の女性にプロポーズします。しかし女性は一人に絞れなかったことから、花の女神フローラに願い花の姿に変えてもらいました。その花は、「王冠」の花びら、「剣」の葉、「黄金」の球根を持っていました。
こうしてチューリップが生まれ、花言葉がつけられました。
エレガントで力強い印象のあるダリアには、「華麗」「気品」などの花言葉があります。
「華麗」や「気品」はダリアの華やかさや美しさに由来するとされています。
「ジャスミン(茉莉花)」はペルシャ語の「神からの贈り物」に由来していて、花言葉は「優美」「愛らしさ」です。
母の日の贈り物で定番となっているカーネーションは、全般に「無垢で深い愛」の花言葉がつけられています。
これはキリストが処刑された時に、聖母マリアが流した涙のあとから生えた花だという伝承に由来していると言われています。
その他にも、西洋ではカーネーションに「fascination(魅惑、魅力)」「love(愛情)」「distinction(卓越、名声)」の花言葉(英語)がつけられています。
クローバー(シロツメクサ)の花言葉は、「私を思って」「幸運」「約束」です。
これらは、三つ葉のクローバーが希望や愛情の象徴、四つ葉のクローバーが幸運の象徴とされていることに由来しています。
ハイビスカス全般の花言葉は、「新しい恋」「信頼」「勇気ある行動」です。
ハイビスカスは一日しか咲かない花ですが、次々と新たな花を咲かせることから「新しい恋」とつけられたと言われています。
また、ハワイやヒンドゥー教では神様に捧ぐ花となっており、神聖な花として扱われています。そこから転じて、「信頼」の花言葉がつけられたとか。
そして、「勇気ある行動」という花言葉は、南国の暑さやスコールにも負けないことから生まれたと言われています。
ラベンダーの花言葉は「あなたを待っています」「沈黙」です。
「あなたを待っています」という花言葉は、ヨーロッパの物語が由来となっています。
それは、ラベンダーという名前の少女が、ある男に恋をし、告白できないまま待ち続けた結果一輪の花になってしまったというもの。切なくも、素敵な由来が秘められていました。
また、「沈黙」という花言葉は、ラベンダーの香りに鎮静作用があることが由来となっています。なので、決してネガティブな意味ではなく、心が落ち着き平穏が訪れた状態を指しています。
マリーゴールドの花言葉は「勇者」「健康」「変わらぬ愛」です。
「勇者」「健康」はギリシャ神話に登場する太陽神アポロンのイメージを指しており、「変わらぬ愛」はアポロンを思うクリスティという女性の物語に由来しています。
スミレの花言葉は「謙虚」「誠実」「小さな幸せ」です。
これらの花言葉は控えめで奥ゆかしさのあるスミレの見た目に由来するとされています。
マーガレットの花言葉は「恋占い」「心に秘めた愛」です。
これらの花言葉は、ヨーロッパにおいて古くからマーガレットを用いた恋占いの習慣があったことが由来とされています。
また、ギリシャ神話では誕生や多産の守護神である月の女神アルテミスに贈る花として知られており、「誠実」「貞節」「慈悲」「安らぎ」のシンボルともされています。
ワスレナグサの花言葉は「私を忘れないで」「誠の愛」「真実の友情」です。
これらの花言葉は、中世ドイツから伝わる悲恋の物語が由来となっています。
若い騎士が恋人のためにドナウ川のほとりに咲く美しい花を取りに行った際に、川の急流に流されてしまいました。意を決した騎士が、最後の力を振り絞り掴んだその花を岸辺に投げ、「私を忘れないで」という言葉を残して亡くなったという話から生まれたとされています。
悲しい物語が由来とはなっているものの、大切な人を思う気持ちが由来となる美しい花言葉と言えるでしょう。
カモミールの花言葉は「苦難の中の力」「逆境に耐える」です。
それぞれの花言葉は、カモミールがどんな環境であっても、踏まれてもよく育つ強い生命力からつけられました。
スズランの花言葉は「純潔」「純粋」「謙虚」「再び幸せが訪れる」です。
その白く可憐な花姿や、古くから聖母マリアの花として親しまれていることから、「純潔」「純粋」といった花言葉に繋がっているとされています。
また「謙虚」は、大きな葉に隠れてしまうほど小さい花の特徴からつけられたと考えられています。
そして「再び幸せが訪れる」という花言葉は、スズランがヨーロッパの北国の人々にとって春の訪れの喜びのしるしになっていることに由来します。
ひまわりの花言葉は「私はあなただけを見つめる」「憧れ」です。
夏の強い日差しに向かって茎を伸ばし、花が咲く特徴に由来しています。
アジサイの花言葉は「辛抱強さ」や「移り気」「無常」です。
「辛抱強さ」は、アジサイの咲いている期間がとても長いことが由来となっています。また、「移り気」は少しずつ色が変化することに由来したとされ、「七変化」といった別名もあります。
他にも、花の色や種類によっては、「元気な女性」や「寛容」といった花言葉もつけられています。
金木犀(キンモクセイ)の花言葉は「謙遜」「気高い人」「真実」「真実の愛」です。
強い香りを放つ金木犀ですが、この花びらが小さく控えめな印象から「謙虚」という花言葉がつけられています。
また、中国では地位の高い女性の香水に金木犀が使われていたことが「気高い人」という花言葉の由来になっています。
カスミソウの花言葉は「清らかな心」「無邪気」「幸福」「感謝」「親切」です。
カスミソウは英語で「Baby’s breath(赤ちゃんの吐息)」と呼ばれているため、「無邪気」という花言葉がつけられたとされています。
また、感謝の気持ちを伝える方法としてや、結婚式で多用される花であることから「幸福」や「感謝」といった花言葉に派生しました。
母の日にもよく用いられる、ガーベラの花言葉は「常に前進」「希望」です。
これらは、いつでも上を向いて大きな花を咲かせるガーベラの特徴に由来しています。
また、海外では「cheerfulness(上機嫌、元気)」というカラフルなガーベラの特徴に基づいた花言葉がつけられています。
桜の花言葉は「精神の美」「優美な女性」「純潔」です。
「精神の美」は、桜が日本の国花であるというところから、日本国や日本人の品格を表すシンボルとしてつけられたとされています。「優美な女性」と「純潔」という花言葉は、桜の花の美しさからつけられたものとされています。
その他にも、フランス語では桜が散っていく様の儚さから「Nem’oubliez pas(私を忘れないで)」、英語ではアメリカの初代大統領ジョージ・ワシントンの逸話から「eminent instruction(優れた教育)」「moral beauty(精神美)」、韓国語では「가인(佳人=美人という意味)」といった花言葉があります。
梅の花全般の花言葉には「忠実」「高潔」「忍耐」「上品」というものがあります。
「忠実」という花言葉は学問の神様である藤原道真にまつわる伝説が由来しています。道真が九州の太宰府に左遷された時、彼の元へ大切に育てていた庭の梅の木が飛んできたというものです。ここから、梅の花に「忠実」という花言葉がつけられたといわれています。
そして、梅が2月というまだ寒く、厳しい時期に咲き誇ることから「忍耐」「高潔」という花言葉がつ蹴られました。
また、海外では「beauty and longevity(美と長寿)」「fidelity(忠実)」「Keep your promise(約束を守る)」などの花言葉がつけられています。
キクの花言葉は、「高貴」「高尚」「高潔」です。
菊の気品ある姿や、日本においては、皇室や宮家の紋章に用いられていることが由来となって、このような花言葉がつけられました。
蓮の代表的な花言葉は、「清らかな心」「神聖」「沈着」です。
「清らかな心」という花言葉は蓮の花が泥水を吸い上げながらも、美しい花を神々しくも咲かせるその姿に由来しているといわれます。また、仏教においては生まれたばかりのお釈迦様が初めて歩き出した際に、足跡から開花した蓮の花の上に立ち「天上天下唯我独尊」と言ったという話があります。そのような神聖な花であることから「神聖」という花言葉が生まれたとされています。
牡丹の花言葉は「王者の風格」「高貴」「恥じらい」「人見知り」です。
一輪挿しでも豪華に見える牡丹の様子から「花王」や「花神」とも呼ばれ、原産国である中国で最も格式の高い花とされました。そこから派生してつけられた花言葉が「風格」や「高貴」などです。
彼岸花(曼珠沙華)の花言葉は「悲しき思い出」「あきらめ」「独立」「情熱」です。
これらは墓地などで見かけることの多い花であることに由来するとされています。
椿(カメリア)の花言葉は「控えめな優しさ」「控えめなすばらしさ」「誇り」です。
椿が華やかで圧倒的な存在感のある花を咲かせるのに対して、香りがほとんどないことから「控えめ」というワードが多く含まれています。
また、英語では「admiration(敬愛、感嘆)」「perfection(完璧)」などの花言葉がつけられています。
百合の花言葉は「純粋」「無垢」「威厳」です。
「純粋」「無垢」という花言葉は、百合にまつわる様々な伝説に由来していると言われており、その一つがギリシャ神話です。ギリシャ神話では、ゼウスの妻である女神ヘラのこぼれた乳が、地上に落ちたことで百合の花が咲いたというエピソードがあります。
また、百合は古くからキリスト教において聖母マリアの象徴として扱われてきました。中でも白百合は「マドンナ・リリー」と呼ばれ、聖母マリアの純潔の象徴とされています。
そして、「威厳」という花言葉は、百合の堂々と咲き誇る花姿からつけられたと考えられています。
アヤメの花言葉は、「良い便り」「メッセージ」「朗報」などがあります。
これらの花言葉は、ギリシャ神話に由来すると言われています。菖蒲(アヤメ)の学名にも含まれるIrisの由来になった虹の女神「イリス」が、神話の中で神々の伝令役として優れた役目を果たしたことから生まれたと考えられています。
アサガオの花言葉は「愛情」「結束」「あなたに絡みつく」「明日もさわやかに」です。
これは、アサガオが早朝に花を咲かせることや、ツルを固く巻きつけて育つ様に由来しています。
藤の花言葉は「恋に酔う」「優しさ」「決して離れない」です。
「恋に酔う」という花言葉は、紫式部が著した「源氏物語」に由来します。
また、藤が小さな花をたくさんつけ、ゆらゆらと風に揺られる様から「優しさ」という花言葉がつけられました。そして、「決して離れない」という花言葉は藤のつるが固く幹に巻きついている様に由来します。
ちなみに海外では、「steadfast(確固たる、しっかりした)」という花言葉もつけられています。
今回は様々なお花のタトゥーとその花言葉・意味について解説しました。
デザインはもちろんですが、これらの意味も込めてタトゥーを入れるとより一層愛着が湧くのではないでしょうか。